砥山ふれあい果樹園

果樹園日記

降雪被害 復旧ボランティアのお願い (八剣山通信103号)

八剣山通信103号より、砥山地区で起きました、果樹園の降雪災害の模様をお伝えします。

友人及び関係者の皆様へ

砥山ふれあい果樹園の瀬戸です。

今回の降雪被害に際して、激励のお言葉や支援の申し出を沢山いただき有り難うございました。被害の状況と復旧作業の予定をお知らせします。

災害復旧の検討をしましたが、ブドウ棚の倒壊の復旧作業が大変になることがわかりました。倒れたブドウの木を引き起こして使っても2年から3年で枯れてしまうことが予想されています。来年新しい苗を入れて再建しなければなりませんが現状の収穫量まで復旧するまで10年以上かかります。その期間の減収を考えると今回の損害はブドウだけでも数百万円にもなります。7年前の超大型台風に匹敵する被害でした。

(ブドウ棚の再建について) 棚の軽い倒壊の場合は棚を引っ張って補修することで資材も再利用して再建することが可能です。しかし、今回の場合は柱の鉄管が折れるか激しく曲がってしまったので、棚を全部撤去して再建しなければなりません。棚に張られたおびただしい数の鉄線とワイヤーを切り離して整理するには膨大な作業量が必要です。又柱を抜き取るにも大変な労力が必要です。

(ブドウ棚撤去作業の応援のお願い)
友人の皆さんで都合のつく方に上記の棚の鉄線とワイヤーを除去する作業のお手伝いをお願いしたいのです。ニッパーを使って切り取る単純な軽作業なので女性でも簡単にできます。時間の都合がつき、ボランティアでお手伝いしていただける方を募っています。

(作業要領)
ブドウ棚の第1次の撤去作業は11月の5日(金)・6日(土)・7日(日)に行いたいと思います。作業は朝から夕方まで行っていますので都合のつく時間帯に当園へ来て下さい。鉄線とワイヤーを結束している部分を切り離すにはペンチよりもニッパーがが向いているので、ニッパーを持っている方はニッパーを持参して下さい。ニッパーの無い方はペンチを持参して下さい。どちらも無い方には当園で用意したものをお貸しします。長靴と作業手袋も持参お願いします。

(その他の1)
落下したリンゴ等の販売のお手伝いをしますという連絡が多数寄せられていますが、リンゴの販売は終盤に入っていて、今在庫しているリンゴはお歳暮用で受け付けている予約分でだいたい販売見込みがついています。よって、リンゴの販売促進のお手伝いのほうは必要ありません。

(その他の2)今回の被害の状況は「八剣山発見隊」のホームページの中の八剣山通信103号(下記)の中に写真も入って詳しく出ています。まだ見ていない方はぜひ目を通して下さい。

雪が降り積もる前に、ブドウ棚の撤去、倒木整理や被害樹木の手入れ、生き残ったブドウの剪定等の復旧作業が通常の農作業以外にやらなければなりません。なにとぞ、皆様のご協力をお願いいたします。

八剣山通信103号(PDF)